Sunday 19 September 2010

見上げればいつもそこに月はある。



昨日、無事に2日間の公演を終了いたしました。


夏の終わり、秋の始まりの美しい月夜に本公演を上演できましたこと、
たくさんのお客様にご来場いただきましたことを心から感謝いたします。
どうもありがとうございました。


主催・制作 吉原未央子



[ご意見やご感想、お問合せ等ございましたら、tsukidoko@gmail.comまでお送りください。よろしくお願いいたします。]



<公演パンフレットより>

「月は何処へ行った。」は月の登場する3つの漢詩と1つの禅語を媒介に、漢字を立体的にからだで書くというダンス、実際に紙の上に文字を書く書道、月に関する様々なイメージを彷彿とさせる音楽が結びつき、全9景からなるコラボレーション・パフォーマンスです。

本作における”月”は、私たちの心の奥深くにある思いを映す鏡のようなものです。愛する人と離れて生きる寂しさや孤独感、遠く離れ同じ月を見て分かち合う友との思い、満月の満ち足りた満足感、宇宙との一体感、野性の目覚め、人の命のはかなさを忘れてしまう瞬間、、、を映し出します。

空を見上げて心静かに月を見つめる時間とは、人それぞれに違いこそあれ、本当の自分に出会う瞬間なのかもしれません。Where has the moon gone?  時に迷い、何かを見失いそうになったとき、ふと見上げると月も落ちていた。しかし月は天を離れはしません。

本当の自分も、なくした愛も、遠くはなれたふるさとも、忘れてしまいそうな夢も、雲の向こうにいて、しばし見えなくなっているだけなのでは?

アルマン・ファンデン・ハーメル
(日本語訳:吉原未央子)



Kanshi Temple Project
「月は何処へ行った。/ Where has the moon gone?」

2010年9月17日(金)18日(土)
午後7時開演/午後6時開場  長崎 東明山 興福寺
一部「月落不離天」 境内にて  二部「静夜思」 本堂にて


構成・振付・出演 アルマン・ファンデン・ハーメル

出演
シッシー・チー 二胡演奏
善戝和也 音楽
安田有吾 書
山口夏絵 振付・ダンス
川本真由美 平野伊智子 松本紀子 古川真紀 ダンス
吉原未央子 振付・ダンス

スタッフ
照明・舞台設営/ちさき博之(ページワンプランニング) 
音響/坂上平太
映像撮影/田中信夫
写真撮影/山田正昭・池田勉
宣伝美術/安田有吾
協  力/東明山 興福寺
平戸光明寺
平戸 大塚ヘルシーサークル
吉原クリーニング
主催・制作/吉原未央子






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